【本音レビュー】KINGONEタッチペンを実際に使ってみたら、小指が救われた話

スマホでイラストを描く人向けに、KINGONEタッチペンを実際に使用したレビュー。描けない原因や使い方のコツ、静電容量式ペンの仕組みまで詳しく解説したブログ記事のヘッダー画像。 日々是好日

これから KINGONEタッチペンを買おうか迷っている方
あるいは 「買ったけど、うまく描けない…?」と感じている方へ。

本記事では、スマホでイラストを描く指描き派の筆者が、
実際にKINGONEタッチペンを購入し、試行錯誤の末に見つけた「コツ」と「本音」をまとめました。

SNSやレビューではなかなか語られない、androidでの描き心地、上手く描くための角度・持ち方の工夫など、実際に使って分かったポイントを丁寧に紹介します。

はじめに:指描き派の限界を感じた日

スマホでイラストを描くとき、みなさんは何を使っていますか?
私は長らく 「アイビスペイント × 指」 で描いてきました。
ところが最近、小指に違和感を覚えるようになりました。
ある日ふと手元を見ると──
小指が、びーん!!!と常に緊張している。
カラオケのマイク持つとき、小指が立つみたいな感じで。
…私だけでしょうか?
「このままでは腱鞘炎?になるかも…」と危機感を覚えた私は、
タッチペン購入を本気で検討し始めました。

調査開始:数ある選択肢の中から辿り着いた「現実的な一本」

いろいろ調べてみた結果、次のような現実に直面します。

Amazonで1万円台のペン付きタブレット → 描画遅延が酷く、実用には向かない
液晶タブレット → 高性能だが、出費が痛すぎる(パソコンを買った直後では無理)
スマホ用タッチペン → セール中で2,000円弱、しかも高評価の商品がある!
……というわけで、即購入。


それがこちらです。
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全機種対応・超高速充電・高精度1mm極細ペン先・傾き検知対応・Apple Pencil互換

届いた!──最初の印象と電源の入れ方のコツ

KINGONEタッチペンの本体デザイン。軽量で細い1mm極細ペン先と、シンプルで高級感のあるホワイトボディが特徴。
KINGONEタッチペンの本体デザイン。
KINGONEタッチペンの充電ランプ部分。電源の入れ方や光る面の位置が分かるように撮影した画像。
KINGONEタッチペンの充電ランプ部分。

届いた瞬間からウキウキ

しかし、さっそく使おうとして最初に戸惑いました。
「電源ボタン、どこ……?」

実はこのペン、おしりの部分を“とんとん”と2回軽く叩くだけで電源が入ります。
私はてっきり「カチッ」と押すスイッチがあるものと思い込んでいたので、しばらく探してしまいました。
力はいりません。ソフトタッチでOK。

いざ、描こう!……しかし描けない?

うきうき気分でスマホに文字を書こうとした瞬間、衝撃。
「……あれ? 全然描けない。」
くるくると試しても、かすかに反応するだけ。
「やっぱりAndroidじゃダメなのか?」とがっかりしていていましたが
諦めずに使い続けているうち、“使い方のコツ”があることに気づきました。

実際に描くときのコツ3つ

私が試行錯誤の末に見つけたポイントをまとめます。


① ペンを少し寝かせる
 → 垂直に立てるより、傾けた方が反応が安定します。
② ペン先を持ちすぎない(少し離して持つ)
 → ペン先に指が近いと、静電気センサーが誤反応を起こすようです。
③ 平たい光る面に指を触れる
 → 充電中に光るあの面に、人差し指がかかるように持つと、反応が良い気がします。
そーっと描く

この3つを意識するだけで、驚くほど描き心地が変わりました。
静電容量式のペンは人体の微弱な電流を利用して動作しており、
「指が触れていない状態」では反応しにくいようです。

静電容量式ペンの“隠れた仕組み”

KINGONEのような汎用タッチペンは「静電容量方式」を採用しています。
これは、ペン先そのものが電気を通していないという点でApple Pencilとは異なります。
つまり、
ペンが反応するのは「ペンの電気的状態 × 人体の静電気 × デバイスの感度」のバランス。
そのため、
・手が乾燥している
・保護フィルムが厚い
・ペンを金属面で持っていない
といった条件下では反応が鈍くなるそうです。

タッチ位置のズレはアプリ設定で解消しよう(アイビスペイント設定方法)

それでも「線が少しズレる」と感じる場合、
アプリ側の設定で補正するのが一番です。
私が使っている「アイビスペイント」での調整方法は以下の通り。
①設定メニューを開く

アイビスペイントの設定画面でタッチ位置調整を行う手順を示したスクリーンショット。筆圧やタッチ感度の設定方法が分かる。

②タッチ位置調整の▲などをクリック 私の場合は(-5.5、10.0)でしっくりきました。

アイビスペイントでタッチ位置のキャリブレーションを実施している画面。ペンのずれ補正を確認している様子。

これで、だいぶ感覚が自然になりました。

まとめ:指とペン、どちらも味方にして描く

正直に言うと、KINGONEタッチペンでも
「完全に指と同じ精度で描ける」わけではありません。
ただし
・小指が びーん!!!となることは大幅に減った
・描画スピードが上がり
・手首や肩の負担も減った
これは大きな変化です。
最終的には、
「大まかな線はペンで、細部は指で」
というハイブリッドスタイルに落ち着きました。

買ってわかったKINGONEタッチペンの長所と短所

メリット

・軽くて手が疲れにくい
・フル充電がわずか数分
・書き始めのタイムラグが少ない
・マグネット吸着が地味に便利

デメリット

・Androidではやや反応が不安定
・ペン先のズレ調整が必要
・アプリによっては筆圧が効かない
とはいえ、コスパは非常に高く、「指描き派の救世主」としては十分おすすめできます。

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