不思議の国のアリスを英語で読みながら、名場面をイラスト付きで紹介しています。物語の印象的な引用文を取り上げ、表にまとめて英語表現をわかりやすく解説。英検やTOEIC頻出の熟語も勉強できます。イラストと一緒に楽しめるので、英語学習をしている方はもちろん、アリスの世界観が好きな方にも是非。
概要
原題・原著者・初版発行年
- 作品名(原題):Alice’s Adventures in Wonderland
 - 著者:Lewis Carroll(ルイス・キャロル)
本名:Charles Lutwidge Dodgson - 初版発行:1865年 ※イギリスで発表された児童文学作品
 
著作権の状態(英語原文の場合)
- 著作権は**消滅(パブリックドメイン)**しています。
→ 著者のルイス・キャロルは1898年に亡くなっており、著作権保護期間(没後70年など)は終了済みです。 - 英語原文(特にProject Gutenbergなどの公開テキスト)であれば、自由に利用できます。
 
不思議の国のアリスの英語版全文はこちらで読めます
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原文引用×イラスト×解説
アリス、退屈し始める
Alice was beginning to get very tired of sitting by her sister on the bank, and of having nothing to do: once or twice she had peeped into the book her sister was reading, but it had no pictures or conversations in it, ‘and what is the use of a book,’ thought Alice ‘without pictures or conversations?’

英語表現のポイント解説①
| 英語表現 | 訳 | ポイント・ニュアンス | 
|---|---|---|
| get tired of ~ | ~に飽きる/うんざりする | 「be tired of」は状態、「get tired of」は変化を表す。「だんだん飽きてきた」。英検2級~準1級、TOEIC重要表現。 | 
| on the bank | 川の土手で/岸辺で | bank=「銀行」だけでなく「川岸」の意味もある。文脈で意味が変わる重要語。英検準2級~2級頻出。 | 
| peeped into the book | 本をのぞき込んだ | peep = 「のぞく」(ちらっと見る)。into the book で「中をのぞく」。軽い行為を示す。文学的だが語彙として英検準1級レベル。 | 
| had peeped | のぞいた(過去完了) | それより前の出来事を表す。物語文では時間関係を示すのに必須。英検準1級文法。 | 
| no pictures or conversations in it | 絵も会話文もなかった | 「in it」で「その中に」。否定形でリズムよく対比を表す。children’s bookらしさを示す表現。 | 
| what is the use of ~? | ~は何の役に立つの? | 定番の疑問構文。「use」は名詞で「効用」。日常でも「What’s the use?(無駄じゃない?)」と使う。英検準1級/TOEIC重要表現。 | 
| thought Alice | アリスは思った | 「主語+動詞」倒置による文体的効果。会話や引用文内でしばしば使われる。文語表現。 | 
眠くて眠くて仕方ないアリスにウサギの影
So she was considering in her own mind (as well as she could, for the hot day made her feel very sleepy and stupid),whether the pleasure of making a daisy-chain would be worth the trouble of getting up and picking the daisies, when suddenly a White Rabbit with pink eyes ran close by her.

英語表現のポイント解説②
| 英語表現 | 訳 | ポイント・ニュアンス(+試験頻出度) | 
|---|---|---|
| was considering | 考えていた | 「consider=よく考える」。進行形で「そのとき考えつつあった」。TOEIC/英検準2級~準1級頻出。 | 
| as well as she could | できる限り精いっぱい | 「as well as + 主語 + can/could」で「~できるだけうまく」。努力のニュアンス。TOEIC定番熟語。 | 
| for the hot day made her feel … | なぜなら暑い日で彼女は~と感じたからだ | 「for」=「というのも~だから」(接続詞用法)。TOEIC文法/英検準1級頻出。 | 
| made her feel very sleepy and stupid | とても眠くてぼんやりした気分にさせた | 「make + 人 + 形容詞」=「人を~の状態にさせる」。stupidはここでは「愚か」ではなく「頭が働かない」。TOEIC基本構文。 | 
| whether ~ would be worth ~ | ~が…に値するかどうか | 「whether」=「~かどうか」。価値判断の構文。英検準1級レベル。 | 
| the pleasure of making a daisy-chain | デイジーの花輪を作る楽しさ | 「the pleasure of + 動名詞」=「~する楽しみ」。英検2級頻出語法。 | 
| be worth the trouble of ~ing | ~するだけの手間に値する | 決まり文句。「~する価値がある」。TOEIC/英検準1級重要熟語。 | 
| getting up and picking the daisies | 立ち上がってデイジーを摘むこと | 動名詞で動作をまとめている。自然な英語表現。英検2級文法。 | 
| ran close by her | 彼女のそばを駆け抜けた | 「run by 人」=「人のそばを走る」。「close」で「すぐ近くを」。TOEIC動詞+前置詞重要表現。 | 
日本語訳×まとめ×感想
アリスは川辺で姉のそばに座って退屈していました。姉の本をのぞいてみても絵や会話がなく、「こんな本に何の役割があるの?」と思います。
暑さで眠くなりながら、デイジーの花輪を作るために起き上がるべきかどうか考えていたとき、赤い目をした白ウサギが突然彼女の前を走り抜けました。

小さい頃は漢字って無駄じゃない?って思ってたから分かる
※この記事にはAI(ChatGPT)を活用した内容が含まれます。正確性についてはご自身での確認もお願いいたします。
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